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2011 秋の茶会

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小間、お濃茶席 席主:羽根宗陽先生

今回の「秋の茶会」は、三月十一日東日本大震災の為、「春の茶会」を急遽十月に変更しての会でした。
勿論、「春の茶会」の為に用意致しましたお道具は全て変更する必要がありました。
お軸「光広卿 月の前の草花」が決まりますと、次々江戸時代初期の物で揃えることが出来ました事は、都千家如水会家元故片山宗照先生に感謝で一杯でした。


会記 会記

お軸の光広卿の歌は、
月の前の草花
今こんと 人まづきへし とまやなる
有明の月に まねく薄は
すぐに来ますよ と言って去った人を 待ち続ける 粗末な家で 朝を迎え まだ月もある 明け方に すすき までも招いて居ますよ
と歌った 悲しい歌です。


茶入れ 茶入れ
南京染付け(草葉)仕服 片身替り なでしこ
茶杓
銘桂(月中にある想像上の樹、転じて月)

といった具合にお軸に関連する物を揃えることが出来ました。
床の花入れも歌に「とまやなる」とあるので普通の 竹一重切り 花は名残をと底紅(むくげ)と思い、前日まで捜し求めましたが見つからず、今回濃茶席の責任者として協力して下さった後藤先生からの連絡で、「二輪の夏に咲く底紅が遠く離れた郊外から見つかりました」という知らせに喜び、同時に感謝で一杯でした。
昔、「名残は難しいわよ」とおっしゃった都千家初代家元を思い出し、その言葉が身にしみた今回の「秋の茶会」でした。


羽根宗陽先生と後藤宗久先生 お濃茶席 左:羽根宗陽先生(席主)
右:後藤宗久先生

(文・羽根宗陽)


広間、薄茶席 席主:青池宗紗先生

今回は五月に予定していたお茶会が震災の為、十月二日にと延期になりました。 延期になるにあたっては、茶会案内の刷り直しからお道具の変更と大変でしたが、皆様にご協力頂き、無事に「秋の茶会」を催す事が出来、大変嬉しく思います。
私にとっては初めてのお席主ということもあり、他の先生方にはご迷惑のかけ通しではありましたが、いらしていただいたお客様にはとても「良い茶会だった」と好評で、安堵しております。

会記 会記

この度お床には酒井抱一の"月と秋草"のお軸を掛けさせて頂きました。酒井抱一のお軸はなかなか見られない、見ていると吸い込まれていきそうだ、ととても喜ばれました。
お軸に菊の花は描かれてはいましたが、菊を使わずに名残の花を大きめの三友籠にたくさん生けさせて頂きました。香合には存星の"秋虫"です。
今まで夏の暑い間はお客様と遠い所に釜を置いてありましたが、十月になると段々と寒くなる時期ですので、釜を少しお客様に近づけて中置という形をとることが多いです。広間は大板の中置で道具立て致しました。中置には細水指を使うのが決まりです。真葛の萩文様細水指を使用しました。


難波宗衣先生と青池宗紗先生 薄茶席 左:難波宗衣先生
右:青池宗紗先生(席主)

水差し 水差し


茶器には"螺鈿中次イエスキリストいばら文"です。今年は都千家如水会初代家元の片山宗照先生が亡くなられて十年目になるということもあり、何か片山先生ゆかりのものと思い、こちらを使わせて頂きました。イエスキリストの古い表示で「IHS」と刻まれており、いばら唐草が施されております。こちらはとても古い物で、安土桃山時代の宣教師フランシスコザビエルのイエズス会の紋章にもなっています。


茶器 茶器


茶碗は、今年は兎年ということもありますし、亡き片山先生がお好きだったうさぎ文様の茶碗、"白釉四方茶碗"を使いました。替には清閑寺窯 杉田祥平さんの色絵仁清を使用しました。
蓋置には青磁の"三つ鈴"を用い、これは中に小さな石が入っていて、鈴の音が聞こえるようになっています。
鈴虫の音がお客様にも届きますように、秋を沢山感じて頂けますようにと取り揃えました。

(文・青池宗紗)


茶会関係者全員集合 集合写真