2009 秋の茶会
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2009年11月29日 ロイヤルパークホテルで秋のお茶会が開かれました。
台目席濃茶 席主 矢吹宗江先生
茶の湯は、茶室空間に繰り広げられ、作り上げられる生活芸術です。茶の湯道具が贅沢なものであれ素朴なものであれ、その取り合わせによって様々な雰囲気と空間が作り上げられます。茶会は「茶の心と美」を表現する場で亭主と客の心を互いに通い合わせ、直心の交わりをもつ修行の場です。
矢吹宗江
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台目席濃茶
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左:鏑木宗喜先生
右:矢吹宗江先生(席主)
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台目席濃茶
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床 聖徳太子孝養像(小堀鞆音筆)
11月8日の京都伏見稲荷の鞴祭りにこの掛軸が使われることから11月の茶会で良く使われる。初代会長片山宗照が法隆寺で求めたもの。
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台目席濃茶
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花入 古銅遊環 両耳は鳳凰
花 夜叉五信子(ヤシャブシ)と白玉椿
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広間席薄茶 席主 後藤宗久先生
秋の茶会は都千家如水会の親睦を目的としたいわば内輪の茶会です。初代会長片山宗照の父片山哲縁の品々を用いて席を設けました。写真には有りませんが、お茶碗は片山哲先生が信楽を遊説された記念に箱書きのある上田直方作の茶碗を使いました。
後藤宗久
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広間席薄茶
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会記
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広間席薄茶 床 白楽天詩(片山哲書)
人各有所好 人にはそれぞれ好みがあり
物固無常宜 いつも同じ形がいいとは限らない
誰謂爾能舞 鶴が天に舞い上がる姿が良いというが
不如間立時 自分は静かに立っている姿を好む
軸の下の部分に書かれている顔型は、後藤先生が幼少の頃やっていた日本舞踊の写真を見て片山哲が書いたもの。
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広間席薄茶 風炉先
後藤宗久先生の姉上が鈴木基一先生の襖絵を模して数年掛りで作り上げた手作りの刺繍です。
皆具 色絵菊唐草
茶器 津多金林寺
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